クルーズ船「ウエステルダム」入港取りやめ 那覇

クルーズ船「ウエステルダム」入港取りやめ 那覇
国土交通省によりますと、感染の疑いがある客が乗った香港発のクルーズ船「ウエステルダム」は8日、那覇港に入る予定だったということです。しかし、政府が乗船している外国人の入国を拒否する方針を決めたことを受け、7日、アメリカの運航会社から、那覇を含め国内での入港の取りやめと、次の寄港地を海外で検討しているという連絡があったことを明らかにしました。
「ウエステルダム」に乗っている日本人は、乗客1455人のうち4人、乗員802人のうち1人の合わせて5人で、政府は、船が香港に戻ったあと、日本人の乗客の帰国に向けた支援を検討することにしています。

国土交通省によりますと、現時点で今月中に国内で入港する予定の外国船籍のクルーズ船が、ほかに2隻、日本船籍が2隻あり、これまでのところ、症状がある人がいるという情報は入っていないということですが、引き続き情報収集を進めることにしています。

「ウエステルダム」15日に横浜に到着予定だった

「ウエステルダム」は、オランダ船籍でアメリカの会社が運航しています。

日本でツアー契約を代行している販売代理店によりますと、「ウエステルダム」は、今月1日に香港を出港したあと、マニラを経由して5日に台湾の高雄に入港しました。

その翌日は、同じ台湾の基隆に寄港する予定でしたが、入港を認められなかったということです。

クルーズ船は8日、石垣島に立ち寄り、那覇や福岡を経由して、15日に横浜に到着する予定だったということです。