７日の中国 上海の株式市場は値下がりした株を買い戻す動きが出て、代表的な株価指数「総合指数」の終値は前日に比べて、およそ0.3％上昇し、４日連続の値上がりとなりました。

上海の株式市場は新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて旧正月の連休明けの取り引き再開が延期され、再開初日の今月３日には売り注文が広がって、「総合指数」は連休前の先月23日の終値より、一時、およそ8.7％大幅に下落しました。結局、終値は連休前に比べて、およそ7.7％下落し、去年２月以来、およそ１年ぶりの安値となりました。

しかし、翌日の今月４日以降は値下がりした株を買い戻す動きが続き、７日の「総合指数」の終値は前日に比べて、およそ0.3％上昇し、４日連続の値上がりとなりました。

市場関係者は「新型コロナウイルスの感染拡大が経済に大きな影響を及ぼさないよう、中国政府がさまざまな政策をうち出すと期待して、株を買った投資家も少なくないようだ。今後も、感染拡大の影響や、米中の貿易摩擦の進展などを慎重に見極めようという動きが続くとみられる」と話しています。