宇都宮市 1世帯当たりギョーザ購入額 2年ぶり日本一に

宇都宮市 1世帯当たりギョーザ購入額 2年ぶり日本一に
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「ギョーザのまち」として街づくりを進める宇都宮市が去年1年間の1世帯当たりのギョーザの購入額で1位となり、2年ぶりにライバルの浜松市を抜いて日本一に返り咲きました。
7日に発表された総務省の家計調査によりますと、去年1年間の外食や冷凍食品を除く1世帯当たりのギョーザの購入額は宇都宮市が4359円、前の年にトップだった浜松市が3506円で、宇都宮市が850円余り上回って2年ぶりに日本一に返り咲きました。

宇都宮市役所では、午前8時半に総務省の調査結果が発表されると職員たちが日本一の奪還を喜び合っていました。

宇都宮市は平成22年まで15年連続で日本一の座を守っていましたが、その後はご当地グルメとしてギョーザをPRしている浜松市とのトップ争いが続いています。

日本一に返り咲いたことについて、宇都宮市はギョーザ店が建ち並ぶ中心部の通りを「餃子通り」と名付けるなどの取り組みによって観光客だけでなく市民の間にも「ギョーザのまち」としての街づくりが浸透した結果ではないかと分析しています。

宇都宮市観光交流課の柿沼仁係長は「ギョーザは宇都宮のいちばんの観光資源です。ギョーザを核にジャズやカクテルなどほかもどんどんPRして観光客を呼び込みたい」と話していました。

ギョーザの購入額とは

ギョーザの購入額を調査している総務省の家計調査は、毎月、総務省が都道府県庁所在地と政令指定都市を対象に無作為で選んだ世帯で行っています。

調査では、ギョーザの場合、スーパーなどで売られている総菜や生のギョーザが対象で、外食や冷凍食品は別の項目に計上されます。

つまり、多くの観光客が訪れる宇都宮市内のギョーザ店での売り上げは反映されていません。

宇都宮餃子とは

ギョーザが宇都宮市の名物になったきっかけには、かつて市内にあった旧日本陸軍の師団から中国東北部に出兵した兵士が現地で作り方を覚え、戦後、復員して屋台で売り出したことがあるとされています。

また、市民の間に広まったのは宇都宮市が豚肉や小麦、それに白菜などの産地で、材料が手に入りやすかったこと、それに夏は気温が上がり、冬は冷え込む内陸性の気候のため、スタミナがつく食べ物としてギョーザが好まれたことが要因と言われています。

宇都宮市内では現在300以上の店がギョーザを提供していて、毎年11月には「宇都宮餃子祭り」が開催され、市によりますと去年は全国各地から17万人が訪れたということです。

宇都宮市長「さらに盛り上げ」

宇都宮市の佐藤市長は「全国にPRされることはありがたい。今後は東京オリンピック・パラリンピック、それに栃木国体など、国内外から多くの人にお越しいただく機会もあるため、ギョーザをはじめ全国に宇都宮市の魅力を発信しながら『餃子のまち うつのみや』をさらに盛り上げていきたい」とコメントしています。

市民も喜びの声

宇都宮市がギョーザの購入額で日本一に返り咲き、市民からは喜びの声が聞かれました。

66歳の女性は「ギョーザは宇都宮市民のソウルフードだと思うので、奪還できてうれしい。宇都宮市は、中心部でも去年商業施設が撤退しているので、宇都宮のギョーザをどんどんPRして多くの人に来てもらいたい」と話していました。

また、81歳の女性は「いろいろな店を回ったり、自分で焼いたりして、週に3回はギョーザを食べています。宇都宮のギョーザは、格別においしいと思うので、多くの人に味わってほしい」と話していました。