クルーズ船 横浜港のふ頭に着岸 食料や物資補給へ

クルーズ船 横浜港のふ頭に着岸 食料や物資補給へ
乗客に新型コロナウイルスの感染者が見つかり、5日、横浜港の沖合をいったん離れた大型クルーズ船は、6日朝、再び横浜港に戻ってふ頭に着岸しました。横浜市によりますと、食糧や物資の補給などが行われる見通しです。
横浜港の沖合で停泊していたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」は、5日、乗客9人と乗員1人の感染が確認されたことを受けて厚生労働省が船内に残るおよそ3700人の乗客と乗員について、原則として14日間、船内にとどまってもらう方針を示したため、真水の精製など運航に必要な作業を行うため、いったん、停泊場所から離れていました。

クルーズ船は6日朝、再び横浜港に戻り午前9時前に大黒ふ頭に着岸しました。

横浜市によりますと、このあと食糧や物資の補給などが行われる見通しだということです。

横浜市は要望があれば保健師を派遣して船に残った人の健康相談に応じることにしています。

民間の救急サービス 医療用の車両派遣

クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で新たに感染が確認された人に対応するため、横浜市神奈川区にある会社、「神奈川民間救急サービス」が医療用の車両を派遣したということです。

会社の担当者は、派遣した台数や搬送先の病院については「話すことはできない」としています。