急上昇の「テスラ」株価が大幅下落 新型ウイルスの影響で

急上昇の「テスラ」株価が大幅下落 新型ウイルスの影響で
アメリカの電気自動車メーカー「テスラ」は、中国・上海の工場が新型コロナウイルスの影響で操業停止になったことなどから、5日、株価が17%を超える大幅な下落を記録しました。テスラは、好調な業績を背景に株価が3か月で3倍に急上昇しましたが、新型コロナウイルスの影響をまともに受け、急ブレーキが掛かった形です。
5日のニューヨーク株式市場で、テスラの株価の終値は、前の日に比べて17.1%値下がりしました。

これは、ことしからアメリカ以外で初めて生産を始めた中国・上海工場が新型のコロナウイルスの影響で停止され、納入の遅れが今月も続くと伝わったためです。

好調な業績を続けるテスラは、上海に加えヨーロッパ向けにドイツのベルリン近郊に工場を新設し、去年より30%多い年間50万台を超える生産を行うと明らかにしたばかりでした。

テスラの株価も去年秋から値上がりを続け、僅か3か月で317ドルから968ドルと、3倍に急上昇し、連日、市場で大きな話題になっていましたが、新たな事業が新型のコロナウイルスの影響をまともに受け、急ブレーキが掛かった形です。