新型ウイルス感染拡大 除菌用噴射液の製造追いつかず

新型ウイルス感染拡大 除菌用噴射液の製造追いつかず
新型コロナウイルスに感染した人が国内でも相次いで確認される中、除菌用の噴射液を製造している新潟市の会社では、注文が増えて製造が追いつかない状況となっています。
新潟市西区のメーカー「ユニトライク」では、ビルのメンテナンス会社やホテルなど主に業務用に塩素系の消毒剤である「次亜塩素酸ナトリウム」を使った噴射液を製造しています。

中国を中心とした新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、先月中旬以降、取引先の会社から注文が増えて、製造が追いつかず、新規の会社からの注文には応じられない状況となっています。

このため、現在の10人いる従業員を増やすため、新たに募集を始めたほか、噴射液を製造するスペースを広げることも計画しています。

「ユニトライク」の村上秀樹社長は「前の年と比べて5倍ほどの注文を受けている状況です。想像以上の注文で驚いています」と話していました。