新型肺炎 春休み迎える大学生に中国への渡航禁止の通達

新型肺炎 春休み迎える大学生に中国への渡航禁止の通達
中国での新型のコロナウイルスの感染拡大をめぐって、外務省が先月末、中国に滞在している日本人や渡航を予定している人を対象に出している「感染症危険情報」で、湖北省を除く中国全土の危険レベルを引き上げたことを受け、日本国内の大学では春休みを迎える学生たちを対象に、中国への渡航を禁止する通達を次々と出しています。
このうち、昭和大学は3日から学生と職員の中国への渡航を禁止する通達を出しました。

また、京都大学は4日から中国、香港、マカオへの学生の渡航について、「原則渡航不可」としています。

このほか、慶応大学は5日から外務省の感染症危険情報のレベルが引き下げられるまで、学生と職員を対象に中国への渡航を原則禁止するほか、上智大学も5日から学生や教職員の中国への渡航を当面の間中止するか、延期するよう求める通達を出しています。

学生たちが海外旅行に出かけることも多い春休みを迎えるのを前に、各大学が学生や職員に対して、中国への渡航を禁止する動きが広がっています。