新型肺炎 武漢にマスクなど支援物資発送へ 東海地方の華僑ら

新型肺炎 武漢にマスクなど支援物資発送へ 東海地方の華僑ら
中国で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、東海地方で暮らす華僑でつくる団体や、中国とゆかりがある日本人などが、湖北省の武漢に向けてマスクなどの支援物資を届けることになりました。
支援物資を届けるのは東海地方で暮らす華僑などでつくる団体「名古屋華助中心」と、団体の呼びかけに応じた中国とのビジネスに関わる日本人などです。

5日、愛知県弥富市の物流センターには関係者20人余りが集まり、発送に向けた準備が行われました。

届けられるのは、団体の呼びかけで集まった400万円余りの義援金で購入したマスクや手袋、それに防護服などで、物資が入った段ボールには中国語で「武漢頑張れ」と書かれています。

支援に関わった50代の日本人男性は「中国から材料を輸入して販売する仕事をしていて、中国と深い関係があります。決して対岸の火事ではなく、実際に日本で災害が起きた時も中国に助けてもらいました。同じアジア人として支援したいです」と話していました。

「名古屋華助中心」の聶二中副主任は「義援金が集まり、感動しました。日本と中国はとても関係が深いので、互いに協力し合いたいです」と話していました。

支援物資は6日、武漢に向けて発送される予定です。