ワタミ 中国から撤退へ ウイルス感染拡大で売り上げ落ち込む

ワタミ 中国から撤退へ ウイルス感染拡大で売り上げ落ち込む
大手居酒屋チェーンのワタミは、新型のコロナウイルスの感染拡大で中国で展開している居酒屋の売り上げが大きく落ち込み、今後の消費の回復の見通しも立たないとして、ことし春までに中国から撤退することになりました。
ワタミは、2005年に中国に進出し、2014年には42店舗の居酒屋を展開していましたが、売り上げの不振などから縮小し、現在は上海や広州などで7店舗を運営しています。

会社によりますと、新型のコロナウイルスの感染の拡大に伴って中国国内での客足が大きく落ち込み、このところの売り上げは1割以下にまで大きく落ち込んでいるということです。

会社では、事態がいつ収まるのか見通せないうえ、その後も影響が長期化し個人消費がさらに落ち込む懸念もあるとして、中国で展開する7店舗すべてについてことし春までに撤退することを決めました。