新型コロナウイルス感染 バスの運転手は回復に向かう 奈良

新型コロナウイルス感染 バスの運転手は回復に向かう 奈良
1週間前、新型のコロナウイルスに感染しているのが確認された奈良県のバス運転手の男性について、県は現在も入院しているものの回復に向かっていることを明らかにしました。また、男性と濃厚に接触した県内の17人に症状は出ていないということです。
中国 武漢からのツアー客を乗せたバスの運転手を務めた奈良県の60代の男性は、先月28日に新型コロナウイルスへの感染が確認されました。

その後の容体などについて4日記者会見した奈良県によりますと、男性は治療の結果、熱が下がるなど回復に向かっているということです。

ただ現在もウイルスが検出されていて、今後も検査の結果を見ながら退院の時期が判断されるということです。

また男性と濃厚に接触した22人のうち、奈良県内の17人からはこれまでのところ肺炎などの症状は出ていないということです。

県は「奈良県内では流行している状態にはない」としていて、男性と最後に接触した人の潜伏期間が終わる今月8日まで健康状態を確認することにしています。

一方男性と濃厚に接触した県外の5人のうち、大阪と千葉のバスのガイド2人は感染が確認され、残りの3人はそれぞれの自治体が健康状態を確認しています。