JR東日本 新幹線の改札口などに乗客用の消毒液配備へ

JR東日本 新幹線の改札口などに乗客用の消毒液配備へ
新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて、JR東日本は、予防のため新幹線の改札口付近などに乗客に使ってもらう消毒液を置くことになりました。
JR東日本は、新型のコロナウイルスの感染を予防するため、成田空港の最寄り駅で駅員にマスクの着用を義務づけているほか、そのほかの駅でも着用を勧めています。

今後の対策についてJR東日本の深澤祐二社長は4日の記者会見で、「従業員自身の感染を防ぐ対応に加え、海外のお客様が多い箇所でも予防に対応していく」と述べました。

そのうえで空港や東京駅にあり、外国人向けにチケットの販売などを行う「訪日旅行センター」のほか、東京駅や上野駅などの新幹線の改札口付近に消毒液を置いて乗客に自由に使ってもらえるようにすることを明らかにしました。

一方、新型のコロナウイルスの感染拡大による業績への影響について深澤社長は、グループ会社が運営するホテルの予約でこれまでにおよそ1億円分のキャンセルが出ているほか、外国人旅行者向けの周遊切符の予約で1000万円分のキャンセルが発生していることを明らかにしたうえで、「長引けばさらに影響が出るだろうということで推移を見守っている」と述べました。