新型肺炎 武漢から帰国した人の施設滞在期間 短縮を検討

新型肺炎 武漢から帰国した人の施設滞在期間 短縮を検討
感染が拡大している新型コロナウイルスについて、WHO=世界保健機関が、潜伏期間は想定より短いという知見を示したことを踏まえ、菅官房長官は、中国・武漢から帰国した人たちの施設滞在期間などの短縮を検討していることを明らかにしました。
菅官房長官は閣議のあとの記者会見で、WHOがウイルスの潜伏期間について想定よりも短く最長でも10日程度という知見を示していると指摘しました。

そのうえで「さまざま状況を踏まえ、施設における滞在期間や入国拒否事由の期間を検討している」と述べ、武漢からチャーター機で帰国した人たちに、最長で2週間施設に滞在してもらうとしていた期間などの短縮を検討していることを明らかにしました。

また菅官房長官は、WHOの事務局長が中国からの渡航者を入国禁止にする国が相次いでいることに懸念を示したことに関連し「WHO事務局長の発言は、わが国を含む各国による所要の措置を禁ずるものではないと承知している」と述べました。