新型肺炎 中国の感染者数2万人超える 死者425人に

新型肺炎 中国の感染者数2万人超える 死者425人に
k10012271531_202002041231_202002041232.mp4
新型のコロナウイルスの感染拡大が続く中国では、患者の数が2万人を超えたほか、死亡した人も425人に上っています。習近平指導部は3日、対応に問題があったことを初めて認め、感染拡大に伴って経済に悪影響が広がり、国民の不満が高まることに危機感を強めています。
中国の保健当局、国家衛生健康委員会は4日、新型のコロナウイルスに感染した患者の数が、3日の発表から新たに3235人増えて、2万438人になったと発表しました。

また死亡した人も、感染拡大が最も深刻な湖北省で新たに64人増え、合わせて425人となりました。

湖北省では、重体の患者も576人に上っているということです。

湖北省では3日、急きょ建設された専門の病院で患者の治療が始まり、およそ1000人の受け入れが可能となりましたが、1日で患者が新たに2000人以上増え、医療体制が追いつかない状況が続いています。

中国では、2003年に新型肺炎「SARS」が流行した際に、政府の情報公開の遅れなどから感染の拡大につながり、国内外から批判を浴びましたが、今回も感染が拡大し続ける中で、経済や市民生活への影響が広がり、インターネット上では当局の対応の遅れを批判する声も相次いでいます。

こうした中、3日、共産党の最高指導部、政治局常務委員会の会議が開かれ、「今回明るみに出た、対応の欠陥や至らなかった点を教訓とし、緊急対応の能力を高めなければならない」と一連の対応に問題があったことを初めて認めたうえで、国を挙げて対策にあたるよう指示しました。

共産党の最高指導部が対応の不備を認めるのは異例で、習近平指導部は、感染拡大に伴って経済に悪影響が広がり、国民の不満が高まることに危機感を強めています。