武漢から帰国の人がホテルに滞在 千葉 勝浦市が市民向け説明会

武漢から帰国の人がホテルに滞在 千葉 勝浦市が市民向け説明会
中国の湖北省武漢からチャーター機で帰国した170人余りがホテルに滞在している千葉県勝浦市で、新型のコロナウイルスについて市民に正しく理解してもらおうと、専門の医師による説明会が行われました。
千葉県勝浦市のホテルには、先月29日に中国の湖北省武漢からチャーター機で帰国した人のうち170人余りが経過観察のため滞在しています。

こうした中、市民から「感染のおそれはないのか」といった不安の声などが寄せられていることを受けて、勝浦市は3日新型のコロナウイルスについて正しく理解してもらおうと、専門の医師を招いて説明会を行いました。

会場には市民およそ400人が訪れ、ホテルで滞在者の健康管理にあたっている千葉県鴨川市内の病院の医師が「ホテルに滞在している人はウイルスの検査が陰性であり、病気ではない。部屋の外にも出ていないため、安心してほしい」と呼びかけました。

そのうえで「コロナウイルスの予防方法はインフルエンザと同じで、感染症の対策として手洗いなどをしっかりしてほしい」と話しました。

市民からは自分が感染しているか不安になったら検査をしてもらえるのか、などといった質問が出されていました。

参加した70代の男性は「情報がなく不安だったが、話を聞いて安心することができた。風評被害もあるので、行政などにはもっと情報を出してほしい」と話していました。