北海道 函館 スルメイカの取り扱い量 統計開始以降最少に

北海道 函館 スルメイカの取り扱い量 統計開始以降最少に
スルメイカの記録的な不漁が続く北海道函館市で、今シーズン、市場で取り扱ったスルメイカの量は749トンと、漁期に合わせて統計を取り始めた平成17年以降、最も少なくなりました。
去年6月に解禁された北海道のスルメイカ漁は先月末で今シーズンの漁が終わり、函館市の市場で取り扱った生のスルメイカは749トンで、前のシーズンに比べて89トン減少しました。

これは漁期に合わせて統計を取り始めた平成17年以降で最も少なくなり、1キロ当たりの価格は852円と前のシーズンに比べて150円余り上がり、過去最高となりました。

また、冷凍スルメイカの取り扱い量は能登半島沖合の「大和堆」と呼ばれる漁場での不漁が影響したことで458トンと前のシーズンの1割以下に落ち込み、こちらも過去最少となりました。

記録的なスルメイカの不漁は水産加工会社の倒産や関連商品の値上げなど地域経済に影響を及ぼしていて、函館市などの加工場ではスルメイカ以外の原料を使った新商品を開発するなどの動きが出ています。

専門家「不漁原因 イカの回遊が韓国 中国の領海

不漁の原因についてイカの生態に詳しい函館頭足類科学研究所の桜井泰憲所長は「資源量自体が減少しているうえ、日本海側を回遊するスルメイカの多くが日本沿岸ではなく韓国や中国の領海を通っていることが不漁の要因とみられる」と指摘しています。

そのうえで、「資源量を回復させるためには漁獲規制だけでなく、韓国や中国などと資源保護について協議する必要がある」と話していました。