株価 一時400円以上下落 上海市場大幅下落で慎重な取り引き

3日の東京株式市場は新型のコロナウイルスの感染拡大を懸念して幅広い銘柄が売られ、日経平均株価は一時400円以上値下がりしました。春節の休みが終わり3日から取り引きを再開した中国・上海市場が大幅な下落となったため、東京市場も終日、慎重な取り引きが続きました。
3日の東京株式市場では、新型のコロナウイルスの感染拡大が続く中、日経平均株価は取り引き開始直後に、一時先週末の終値に比べて400円以上値下がりしました。

その後、春節で休みだった中国・上海市場が取り引きを再開し、代表的な株価指数が大幅に下落したため、東京市場は終日、慎重な取り引きが続きました。

結局、日経平均株価の3日の終値は先週末より233円24銭安い2万2971円94銭。

東証株価指数=トピックスは11.78下がって1672.66でした。

1日の出来高は13億5797万株でした。

市場関係者は「上海市場の株価の動向が注目されていたが、より大きな値下がりになると予想していた投資家も多かったため、売りが売りを呼ぶ展開にはならなかった。ただ感染拡大に歯止めがかからなければ、企業の生産や人の移動が制限され、世界経済に大きな打撃を与えるおそれがあるため、当面慎重な売り買いが続くだろう」と話しています。