IR汚職事件 元秘書「支払ったように偽装 議員に報告した」

IR汚職事件 元秘書「支払ったように偽装 議員に報告した」
IR・統合型リゾート施設をめぐる汚職事件で、秋元司衆議院議員が贈賄側の中国企業の招待でマカオなどを訪れた際の旅費について、同行した元政策秘書が「政治団体の口座から現金をいったん引き出し、支払ったように装った。そのことは秋元議員に報告していた」と供述していることが関係者への取材でわかりました。東京地検特捜部は、秋元議員が中国企業側に旅費を肩代わりさせたことを認識していたとみて調べています。
IRなどを担当する内閣府の副大臣だった衆議院議員の秋元司容疑者(48)は、3年前の平成29年12月、贈賄側の中国企業の招待でマカオなどを訪れた際、およそ150万円相当の旅費の提供を受けたほか、中国企業が那覇市で開いたシンポジウムの講演料として同じ年の9月に200万円を受け取ったとして、先月、収賄の疑いで東京地検特捜部に再逮捕されました。

このマカオ旅行の旅費について、秋元議員の共犯として在宅起訴された元政策秘書の豊嶋晃弘被告(41)が、特捜部の調べに対し「中国企業側に旅費は支払っていない」としたうえで「政治団体の口座から現金をいったん引き出し、旅費を支払ったように装った。そのことは秋元議員に報告していた」と供述していることが関係者への取材で新たにわかりました。

また、豊嶋元秘書は、シンポジウムの講演料が副大臣就任後に当初の予定の50万円から200万円に増額されたことについても「秋元議員に報告した」と供述しているということです。

東京地検特捜部は、秋元議員が元秘書から報告を受け、中国企業側に旅費を肩代わりさせたことなど不正な利益供与を認識していたとみて、3日の勾留期限に向けて捜査を進めています。

関係者によりますと、秋元議員は容疑を全面的に否認し、旅費については「秘書に支払うよう指示し、支払われているという認識だった」と説明しているということです。