春節の連休終了 大量のマスク買い帰国の中国人も 成田空港

春節の連休終了 大量のマスク買い帰国の中国人も 成田空港
中国では、新型のコロナウイルスの感染拡大を押さえ込むため延長された、旧正月の春節に合わせた大型連休が2日で終わります。成田空港では、日本で購入した、たくさんのマスクや消毒液などを現地に持ち帰る中国人観光客の姿が見られました。
中国政府は新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、人が集まる機会を減らし感染の拡大を押さえ込むため、当初、先月24日から30日までの1週間としていた春節に合わせた大型連休の期間を、3日間延長していました。

2日で連休が終わることから、成田空港から中国に向かう便のチェックインカウンターでは、連休を日本で過ごして帰国するマスク姿の中国人観光客などで長い列ができ、日本で買った、たくさんのマスクなどを段ボールに入れてカートで運ぶ人も多く見られました。

このうち、天津から家族5人で訪れ、富士山や箱根などの観光地を回ったという62歳の男性は、日本で段ボール2箱分のマスクや消毒液などを買い込んだということで「中国ではマスクなどが品薄になっていると聞いたので家族全員分のマスクなどを買いました。帰国するのは少し心配ですが、政府が打ち出している対策に従いたいと思います」と話していました。

一方、春節の連休明けから自動車部品メーカーの中国にある拠点に赴任するという60歳の日本人の男性は「仕事なのでやむをえませんが、不安はあるのでマスクやうがい薬などを持って行きます。どのような状況になったら日本に帰国するべきなのか検討してから業務にあたりたいと考えています」と話していました。