台湾 新型肺炎で湖北省に加え広東省からも入ることを禁止に

台湾 新型肺炎で湖北省に加え広東省からも入ることを禁止に
台湾は中国南部の広東省でも新型のコロナウイルスの感染が拡大している可能性があるとして、感染が最も深刻な湖北省に加えて広東省で暮らす人が台湾に入ることを2日以降、禁止すると発表しました。
台湾で感染症対策の指揮をとる陳時中 衛生福利部長は、1日の記者会見で中国が公表しているデータをもとに専門家などと検討した結果として、湖北省以外でも地域で感染が広がっているという見方を示しました。

そのうえで陳部長は「とりわけ広東省では感染者の15%以上が湖北省に行ったことがないことから、広東省の中で感染が拡大している可能性が高い」として2日以降、広東省で暮らす人が台湾に入ることを禁止することを明らかにしました。

また、広東省から台湾に戻った人などについては、戻ってから2週間は当局が外出をしないよう指導していて、従わない場合は強制隔離をする措置をとるということです。

台湾は、湖北省で暮らす人に対して同様の措置をとっていて、今後、中国のほかの省でも感染が深刻になった場合は対象をさらに拡大する方針です。