新型肺炎 マスクや消毒液のメーカー 生産増強などで対応

新型肺炎 マスクや消毒液のメーカー 生産増強などで対応
新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、マスクや消毒液の注文が相次ぎ、メーカーは生産増強などの対応に追われています。
新型のコロナウイルスに感染した人が関西でも確認される中、街なかの薬局ではマスクや消毒液を買い求める人が増えて、品薄なところも出ています。

大阪の繊維メーカー「シキボウ」は、高性能なマスクを生産しています。注文が相次ぎ、31日までの2週間で1年分のマスクが売れたということです。

中でも抗ウイルス機能がついたマスクは注文が集中しており、今後は例年の3倍の量を生産・出荷することを決めました。

一方、消毒液を生産する大阪の「健栄製薬」では、工場の稼働率が100%となっていて、これ以上生産が増やせない状況だということです。このため30日から新規の顧客からの注文は受け付けない措置を取っています。

会社では「あくまで既存の取引先に安定して供給するための対応で、取り引きのある店では従来通り購入できるので理解をいただきたい」と話しています。