“次世代エネルギー”核融合発電 京大がベンチャー企業を発足

“次世代エネルギー”核融合発電 京大がベンチャー企業を発足
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次世代のエネルギーとして期待される核融合による発電をめぐり、京都大学の研究グループが炉心内部の機器や材料などの開発に取り組む、国内で初めての大学発のベンチャー企業を発足させました。核融合発電の実現を後押しできるのか注目されます。
核融合発電は水素などの原子核どうしを結合させる際に発生する膨大なエネルギーを発電に利用しようとするもので、次世代のエネルギーとして日本やEUなどが国家レベルで「ITER」という実験炉の建設をフランスで進めているほか、欧米では民間のベンチャー企業が小型の核融合炉の開発を競い合っています。

こうした中、京都大学エネルギー理工学研究所の小西哲之教授らのグループは核融合の研究成果をビジネスにつなげようと、今月、大学発のベンチャー企業を発足させました。

この企業はおよそ1000度の高温や高いエネルギーの中性子線に耐えられる炉心内部の機器や材料などを開発し、核融合発電の実現を目指すベンチャー企業などに販売する計画です。

小西教授は「世界各地のベンチャー企業が核融合の実験に成功するまで、それほど時間はかからないと思う。核融合は地球温暖化問題への有力な答えを提供できるだろう」と話しています。

文部科学省などによりますと国内で大学発のベンチャー企業がこの市場に参入するのは初めてで核融合発電の実現を後押しできるのか注目されます。