台湾 株式市場 代表的な株価指数が過去最大の下げ幅

新型のコロナウイルスの感染の拡大によって企業への影響が懸念されるとして、旧正月の連休明けの30日、台湾の株式市場では売り注文が広がり、代表的な株価指数は過去最大の下げ幅を記録しました。
旧正月の連休明けの30日の台湾の株式市場では、取り引き開始の直後から売り注文が広がる展開となりました。

代表的な株価指数の終値は、連休前の今月20日の取り引きと比べて5.75%の大幅な下落となりました。

1日の下げ幅としては、過去最大でおよそ200の銘柄が取り引き停止となりました。

新型のコロナウイルスの感染の広がりをうけて、観光業の低迷や中国に製造拠点を置く企業の生産への影響が懸念されたものとみられます。

市場関係者は「台湾の電子機器関連企業は、中国に第2工場などを置いていて、パソコンなどに使われるプリント基板の工場の多くは感染が深刻な湖北省にあることが影響したとみられる」と話しています。