ノーベル賞 大隅さん“博士課程に進む人 多くなることが大切”

ノーベル賞 大隅さん“博士課程に進む人 多くなることが大切”
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ノーベル賞を受賞した大隅良典さんが都内で記者会見を開き、研究のすそ野を広げるためにも博士課程に進む人が多くなることが大切だと語りました。
ノーベル医学・生理学賞を4年前に受賞した大隅良典さんは都内で記者会見を開き、大学で博士号を取得する学生が減っていて、日本の科学技術力が低下する要因になっていると懸念を示し、研究のすそ野を広げるためにも大学の博士課程に進む人が多くなることが大切だと語りました。

そして、大隅さんが設立した財団が協力企業11社を対象にアンケート調査を行ったところ、博士号を取得した学生の採用を増やしたいと考えている会社が多かったとして、博士号を取得することは就職で不利にはならないという見解を示しました。

そのうえで、グローバル化の中で博士号をもった社員の力を借りないと将来がないと考える企業が増えているとしています。

文部科学省によりますと、日本の大学で博士号を取得した人は平成28年度は1万5040人で、およそ10年前から減少傾向が続いています。

大隅さんは「一部の企業は博士号を取得した学生を求めていて、国や大学は就職において不利になることはないと学生に対して広く知らせるべきだ」と話していました。