米アップル 3か月の決算で過去最高益 新型肺炎注視し対応

米アップル 3か月の決算で過去最高益 新型肺炎注視し対応
アメリカの大手IT企業アップルが、去年12月までの3か月間の決算を発表し、売り上げ、最終的な利益ともに過去最高となりました。一方、中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が広がっていることから、中国で多くの店舗の営業時間を短縮していることを明らかにしました。
アップルが28日に発表した、去年10月から12月までの3か月間の決算は、売り上げが918億ドル、日本円で10兆円余りで、前の年の同じ時期と比べておよそ9%増えました。

最終的な利益は222億ドル、日本円で2兆4000億円余りで、11%余り増え、売り上げ、最終的な利益ともに過去最高を更新しました。これは、去年発売した最新のスマートフォン「iPhone11」などの販売が好調だったためです。

一方、ティム・クックCEOは電話による会見で、中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が広がっていることから、中国の多くの店舗で営業時間を短縮していることを明らかにしました。

アップルは、iPhoneなどの組み立てを中国で行っていて、クック氏によりますと、武漢には複数の部品の調達先がありますが、すべて代わりの仕入れ先があるということで、今後も事態を注視し対応していく考えを強調しました。