武漢から帰国希望する日本人乗せたチャーター機 羽田に到着

武漢から帰国希望する日本人乗せたチャーター機 羽田に到着
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新型のコロナウイルスの感染が拡大する、中国・湖北省武漢から帰国を希望する日本人を乗せた最初のチャーター機が、さきほど午前8時40分すぎに羽田空港に到着しました。
中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、武漢では空港が事実上、閉鎖されるなど公共交通機関がストップし、現地に滞在する日本人についても帰国が困難な状況となっています。

外務省では、これまでにおよそ650人が帰国を希望していることを確認していて、政府はチャーター機を手配して、希望者全員を順次、帰国させることにしています。

その最初のチャーター機が28日夜、羽田空港を飛び立ち、29日午前0時半ごろ、武漢空港に到着しました。

そして、当初の予定より2時間ちかく遅れ、午前6時前に武漢を出発しました。

この影響で羽田空港への到着も遅れて、さきほど午前8時40分すぎに到着しました。この便には現地から206人が乗って、帰国したということです。

厚生労働省によりますと、チャーター機にはサーモグラフィーを持ち込んで医師や看護師も配置し、機内で帰国した人、一人一人、発熱やせきなどの症状がないかどうかなど、確認するとしています。

そして、症状のあるなしにかかわらず、帰国した人たち全員を手配したバスで医療機関に送り、ウイルス検査を受けてもらうということです。

第2ターミナルサテライトで入国手続き

関係者によりますと、帰国した人たちは、このあとチャーター機から降りて羽田空港のターミナルビルとは別の場所にある「第2ターミナルサテライト」と呼ばれる場所で、入国手続きや手荷物の受け取りなどを行うということです。