武漢からの帰国者の宿泊施設滞在 国に要望へ 小池都知事

武漢からの帰国者の宿泊施設滞在 国に要望へ 小池都知事
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて開かれた東京都の危機管理対策会議で、小池知事は中国の武漢から帰国する見通しの日本人について、健康状態の確認などのため、必要があれば本人の承諾を得たうえで、一定期間、宿泊施設などにとどまってもらうよう国に対し要望する考えを示しました。
中国の湖北省武漢を中心に新型コロナウイルスの感染が拡大していることを受けて、現地に滞在する日本人の帰国に向け、28日夜、チャーター機1機が出発しました。

チャーター機は29日午前にも羽田空港に到着する見通しですが、帰国者への対応について、東京都の小池知事は28日夜開かれた都の危機管理対策会議で、「万全の対策を講じるよう国に対して要望する」と述べ、健康状態の確認などのため、必要があれば本人の承諾を得たうえで、一定期間宿泊施設などにとどまってもらうよう国に対して要望する考えを示しました。

また、会議では、都立病院の医師や看護師などを羽田空港に派遣できるよう、準備を進めていることなどが報告されました。

このほか、都は都庁を訪れる観光客や職員への感染拡大を防ぐため、庁舎内に消毒液を設置し、積極的な利用を呼びかけていくことになりました。