武漢の在留邦人帰国のため 28日夜 チャーター機 第1便 派遣へ

武漢の在留邦人帰国のため 28日夜 チャーター機 第1便 派遣へ
中国での新型のコロナウイルスの感染拡大を受けて安倍総理大臣は、衆議院予算委員会で、現地に滞在する日本人の希望者を帰国させるため、28日夜、中国 武漢に向けてチャーター機を派遣するとしたうえで、帰国後も健康面のケアに万全を期す考えを示しました。
この中で安倍総理大臣は「中国政府との調整が整ったことから、武漢の在留邦人の帰国のため、チャーター機の第1便を今晩、武漢空港に向けて派遣することを決定した。チャーター機は、あす午前中に羽田空港に戻る予定だ」と述べました。

そして安倍総理大臣は、希望者全員の帰国に向け、あらゆる手段を追求するよう指示していることを説明したうえで「機内で医師による健康確認を行うととともに、帰国後は一人一人の健康状態を改めてしっかりと確認する。その後も2週間、外出を控えていただき、健康状態の確認を行うなど、ケアに万全を期していきたい」と述べました。

また加藤厚生労働大臣は、チャーター機内での感染防止策について「搭乗前に症状を聞き、すでに発熱などの疑いがある場合は、少し間を置いてゾーンを作り、症状のない方は違う座席に乗ってもらうオペレーションを考えている」と述べました。