新型肺炎 空港や港の検疫所でもウイルス検査実施へ 厚労省

新型肺炎 空港や港の検疫所でもウイルス検査実施へ 厚労省
中国で新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、厚生労働省は感染者をより早期に発見するため、空港や港にある検疫所でもウイルス検査を実施していくことになりました。
新型コロナウイルスの検査は現在、医療機関で患者の検体を採取して国立感染症研究所や地方衛生研究所に送り、ウイルス感染の有無を調べています。

新型コロナウイルスによる肺炎が拡大する中、厚生労働省はより迅速に検査を行っていく必要があるとして、空港や港にある検疫所でもウイルス検査を実施していくことを決めました。

検査を行うのは、全国の検疫所のうち成田空港や羽田空港などにある13か所で、中国の湖北省武漢に渡航歴がある人で入国時に発熱の症状が見られた場合などは、検疫所の担当者が必要に応じて検査を実施します。

厚生労働省は、今週中にも検疫所に検査キットを配布し、今回の肺炎が指定感染症や検疫感染症に指定されるまでに、検査体制を整えていきたいとしています。