新型肺炎 武漢に工場のホンダ 社員や家族30人帰国へ

新型肺炎 武漢に工場のホンダ 社員や家族30人帰国へ
中国の湖北省武漢を中心に新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、現地に滞在する日本人をチャーター機などで帰国させる政府の方針を受けて、日本企業の間では早速社員や家族の帰国に向けた準備も始まっています。
武漢は中国有数の自動車産業の都市で、ジェトロ=日本貿易振興機構によりますと、武漢とその周辺にはおよそ160の日本企業が進出し、その半数が自動車関連のメーカーです。

このうち武漢に工場を持つホンダは、チャーター機などを使って希望者全員を帰国させる政府の方針を受けて、駐在している社員やその家族、それに出張中の社員を帰国させることにしました。

帰国させるのは一部の社員を除いたおよそ30人で、すでに大使館に連絡するなど準備を始めているということです。

武漢に進出する企業の中には、春節の大型連休中も駐在の社員が現地に残っているところがあり、27日以降、政府のチャーター機などを使って帰国するかどうか対応を検討するものとみられます。