新型肺炎 鉄道や航空便の情報公開 乗客に報告求める 中国当局

新型肺炎 鉄道や航空便の情報公開 乗客に報告求める 中国当局
中国で新型のコロナウイルスの感染が拡大する中、各地の当局は、感染が確認された患者や感染の疑いがある人などが乗っていた鉄道や航空便などの情報を公開し、同じ便の乗客に対して最寄りの担当部局への報告など対応を求めています。

鉄道

広東省梅州市の当局が、今月24日に湖北省武漢を出発し、現地時間の午後9時すぎに梅州に到着した列車で、乗務員1人に発熱の症状が出て感染が疑われることを明らかにしました。

そのうえで、同じ列車の乗客は最寄りの担当部局に報告するとともに、自宅で様子をみて、発熱などの症状が出た場合は公共交通機関をできるだけ使わずに指定の病院で受診するよう呼びかけています。

航空便

山東省青島市の当局は、今月22日に武漢から青島に到着した山東航空の航空便で乗客1人の感染が確認されたことを明らかにし、同じ便の乗客に対して報告などを求めています。
各地の当局はSNSやメディアを通じ、新型のコロナウイルスの感染が確認された患者や感染の疑いがある人などが乗っていた鉄道やバス、飛行機の情報を相次いで公開し、警戒を強めています。