新型肺炎 中国の団体旅行中止 日本国内でも懸念広がる

新型肺炎 中国の団体旅行中止 日本国内でも懸念広がる
中国で海外への団体旅行が27日から中止となることについて、日本国内の宿泊施設では、今後キャンセルが増えるのではないかと不安が広がっています。

ホテル「団体1件のキャンセルでも大きな痛手」

このうち東京 台東区のホテルは、およそ90室の客室のうち半分ほどを、ふだんから中国からの観光客が利用しているということです。

ホテルによりますと、中国で新型のコロナウイルスの感染が広がって以降、中国からの団体客などのキャンセルが出始めていますが、団体旅行の中止の措置を受けて、今後、キャンセルがさらに増えるのではないかと懸念しています。

ホテルの担当者は「団体での予約の場合、1件で10室以上の客室を押さえているため、1件キャンセルとなるだけでかなり大きな痛手になります。今後の動向を注視していきたい」と話していました。

ドラッグストア「中国観光客はまとめ買い 影響に不安」

中国からの観光客が多く訪れる日本国内の店も今後の影響を懸念しています。

東京 渋谷区のドラッグストアの店長は「中国からの観光客はまとめ買いをしてくれる人が多いので、団体旅行が中止になると、やはり売り上げに影響するのではないか、不安があります」と話していました。