新型肺炎 中国 感染拡大防止へ厳戒態勢の「春節」に

新型肺炎 中国 感染拡大防止へ厳戒態勢の「春節」に
新型コロナウイルスの感染拡大が続く中国では25日、旧正月の「春節」を迎えました。大型連休に入る中、中国各地では感染拡大を抑え込もうと、人が多く集まる催しが相次いで中止され、ふだんとは異なる厳戒態勢の中での春節となっています。
中国では、新型のコロナウイルスによる肺炎の患者が、湖北省の武漢を中心にほぼ全土で確認されていて、保健当局によりますと、これまでに患者の数は830人、死亡した人は26人に上っています。

このうち感染が最も深刻な武漢では、23日から武漢を離れる航空便や鉄道などの運行が停止されて大都市が事実上、封鎖状態となり、一部では物資が不足するなど市民の間に不安も広がっています。

また、急増する患者に医療施設が十分に対応できていないため、武漢では肺炎の患者を専門に対応する、ベッド数が1000床の大規模な病院の建設も急きょ進められています。

春節を迎えた中国では24日から1週間の連休に入りましたが、感染拡大を抑え込もうと、北京にある世界遺産の故宮や上海のディズニーランドなど、各地の人気の観光地が一時的に閉鎖されています。

さらに、北京などでは例年は大勢の人でにぎわう縁日も中止され、感染拡大を防ぐため、ふだんとは異なる厳戒態勢の中での春節となっています。

中国本土以外 11の国と地域で感染者確認

新型のコロナウイルスは、これまでに中国本土以外では11の国と地域で感染者が確認されています。

感染者の数は
▽タイと香港で5人、
▽シンガポールと台湾で3人、
▽マカオ、ベトナム、韓国、アメリカ、フランスでそれぞれ2人、
▽ネパールで1人です。
また、日本でもこれまでに2人の感染者が確認されました。

(25日午前5時現在)