新型ウイルス肺炎 死者9人 患者440人に 「さらに感染拡大も」

新型ウイルス肺炎 死者9人 患者440人に 「さらに感染拡大も」
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新型のコロナウイルスによるとみられる肺炎の感染拡大以来、中国の保健当局は、22日午前初めて記者会見し、患者の数は、これまでに440人、死者は9人に上っていると発表しました。そのうえで、「ウイルスは変異する可能性がある」として感染がさらに拡大するリスクがあると指摘しました。
中国政府で保健衛生を担当する国家衛生健康委員会は22日、北京で新型の肺炎の感染拡大以来初めて記者会見しました。

この中で、李斌(り・ひん)副主任は、感染は湖北省武漢を中心に広がり、これまでに中国各地で440人の感染が確認され、死者は9人に上っていると発表しました。

そのうえで、「ヒトからヒトへの感染や医療従事者への感染が見られるほか、一部の住宅地などで地域的な感染が見られる」と述べました。

さらに、「感染経路は呼吸器感染が中心で、ウイルスは変異する可能性がありさらに感染が拡大するリスクがある」と述べました。

また、今後の予防対策について李副主任は国をあげて感染拡大を最小限に抑え込む方針を示したうえで、「他の地域の人は武漢には行かず、武漢の人も他の地域に出ないようにしてほしい」と述べより徹底した対策が必要だという考えを示しました。

菅官房長官「感染拡大の防止に万全を尽くしたい」

菅官房長官は、22日午前の記者会見で、「家族間などの限定的なヒトからヒトへの感染の可能性は否定できないが 現時点で、持続的なヒトからヒトへの感染は確認されておらず、WHOの西太平洋地域事務局もこの認識であると報告を受けている。中国で、引き続き患者数が増加している中で、一層の警戒が必要で、水際対策などの措置を着実に講じるとともに、日本時間の今夜開催されるWHOの緊急委員会の状況を注視し、引き続き感染拡大の防止に万全を尽くしていきたい」と述べました。

公明党の山口代表は、党の中央幹事会で、「中国の人たちは、春節の時期に世界中に旅行に行く。その一番の人気訪問先は日本であり水際対策が重要だ。中国側とよく連携して、感染の広がりを防ぐ取り組みが大事だ」と述べました。