ASF(アフリカ豚コレラ)でブタ飼育数1億頭以上減少 中国

ASF(アフリカ豚コレラ)でブタ飼育数1億頭以上減少 中国
ブタの伝染病のASF=いわゆるアフリカ豚コレラの感染が中国で広がる中、中国政府は去年末のブタの飼育数が、前の年の同じ時期より1億頭以上減少したと発表しました。中国では豚肉の価格が高騰していて社会問題となっています。
世界最大のブタの生産国の中国では、おととしの8月以降、有効なワクチンが開発されていないASFの感染が各地で相次ぎ、養豚場で飼育されているブタの数が大幅に減っています。

中国の国家統計局は17日、中国全土のブタの飼育数を発表し、去年末はおよそ3億1000万頭で、前の年の同じ時期と比べると1億1700万頭余り減ったことが分かりました。

中国では先月の豚肉価格が前の年の同じ月と比べて2倍近い水準となっているほか、豚肉価格の高騰に伴って、牛肉や鳥肉なども値上がりして物価の上昇を招いていて、深刻な社会問題となっています。

中国政府はASFの抑え込みに力を入れるとともに、規模を拡大する養豚農家に補助金を出すなど支援策を打ち出しています。

また、今月下旬に旧正月の春節に合わせた大型連休が始まるのを前に、備蓄していた冷凍豚肉8万トンを放出していて、豚肉価格の高騰を防ぎ、国民の不満を抑えたいねらいがあるとみられます。