イランでも衝突回避の受け止め広がる 対立収まる見通しはなし

イランでも衝突回避の受け止め広がる 対立収まる見通しはなし
イランがアメリカ軍の拠点を報復攻撃したことに対しトランプ大統領が事態のさらなる悪化は望まない考えを示したことで、イランでも大規模な衝突は回避できたという受け止めが広がっています。しかし、イランの核開発などをめぐって両国の間の溝は深く対立が収まる見通しはたっていません。
アメリカのトランプ大統領は、イランが司令官殺害への報復として、隣国イラクのアメリカ軍の拠点を攻撃したことについて、8日、国民向けに演説し、アメリカ軍に死傷者が出なかったことから、これ以上の事態の悪化は望まない考えを示しました。

これを受けて、イラン国内でも大規模な衝突は回避できたという受け止めが広がり、首都テヘランの市民からは「緊張が高まってほしくないし、そうならないと思う。戦争はよくない」などと安どの声が聞かれました。

その一方で、イランの核開発問題をめぐってアメリカは核合意から一方的に離脱し、イランへの制裁を強化しています。

またイランの最高指導者、ハメネイ師も報復攻撃のあと、「この地域でのアメリカの存在を消し去ることが重要だ」と述べ中東地域からアメリカ軍の排除を目指す姿勢を一層鮮明にしています。

大規模な衝突は回避されたという受け止めが広がっているものの、両国の間の溝は深く対立が収まる見通しはたっていません。