台風被害で運休続く箱根登山電車 年明けから復旧工事本格化

台風被害で運休続く箱根登山電車 年明けから復旧工事本格化
台風19号による大規模な土砂崩れで、一部区間で運休が続く神奈川県箱根町の箱根登山電車では、流された樹木や土砂を取り除く作業を進めていて、来年秋ごろの再開を目指し、年明けから本格的な復旧工事に入ることにしています。
台風19号による土砂崩れや倒木などの影響で、箱根町の箱根登山電車は箱根湯本駅と強羅駅の間で運休が続いていて、特に、線路が陸橋の土台ごと土砂に押し流された、小涌谷駅と宮ノ下駅の間の復旧工事が課題となっています。

運行会社では、来年秋ごろの運転再開を目指していて27日、壊れた陸橋の下で、押し流された木や崩れた土砂を川をはさんだ対岸に設置した、クレーンを使って片づける作業が行われていました。

また、大型の重機を使うための足場を作る作業も進められていて、年明けからは押し流された線路や川に残された鉄製の橋桁の一部を、取り除く本格的な復旧工事を始めるということです。

箱根登山鉄道総務部の菅原隆課長代理は「線路ができてから100年間、さまざまな災害で被災しては復旧してきたので、できるかぎり早い復旧を目指して頑張っていきたい」と話していました。

箱根町内の国道138号 2か月半ぶりに開通

台風19号の影響で通行止めが続いていた神奈川県箱根町の国道138号が27日、2か月半ぶりに開通し、住民からは年内の通行再開に安どの声が聞かれました。

国道138号は神奈川県小田原市と静岡県御殿場市を結ぶ箱根町内の幹線道路の一つで、台風19号で大規模な土砂崩れが発生し、温泉や多くの美術館がある仙石原と宮城野の間の2.8キロで、通行止めが続いていました。

応急の復旧工事が終わり27日、2か月半ぶりに通行が再開されました。

再開の前には、地元の住民や観光客などが乗ったおよそ30台の車が列をつくり、午前11時に交通規制の柵が取り除かれると次々と車が行き交っていました。

町内に住む60代の男性は「買い物や仕事のためには欠かせない生活道路なので、2か月半は長かったですが、また通れるようになってよかったです」と話していました。

通行が再開した区間には、応急の工事で設けられた仮設の橋がありますが、県によりますと幅およそ9メートルの片側一車線で、大型トラックなども通行でき、この区間を通る路線バスも28日、運転を再開するということです。

これにより台風19号で影響を受けた町内の国道すべてが年末を前に通行が再開されたことになります。