世界の平均気温 ことしは観測史上2番目か3番目に高い見通し

世界の平均気温 ことしは観測史上2番目か3番目に高い見通し
WMO=世界気象機関はことしの世界の平均気温が観測史上、2番目か3番目に高くなるという見通しを示し、地球温暖化の影響で100年に1度起きるような熱波や洪水が当たり前になりつつあるとして対策の強化を呼びかけました。
WMOのターラス事務局長は3日、スペインのマドリードで開かれている地球温暖化対策を話し合う国連の会議、COP25で記者会見を行い、ことし1月から10月までの世界の平均気温について産業革命前に比べ推定でおよそ1.1度上昇したと発表しました。

そのうえでことし1年間の平均気温は観測史上、3年前(2016年)に次いで2番目か3番目に高くなるという見通しを示しています。

さらに、この10年が、観測史上最も気温が高い10年になるのは確実だとしています。

ことしは6月と7月にヨーロッパを熱波が襲いフランスで46度、ドイツで42.6度など各国で最高気温を更新したほか日本をはじめ南米のアルゼンチンやウルグアイなどで大規模な洪水が起きていて、WMOは温暖化の影響で100年に1度の熱波や洪水が当たり前になりつつあると指摘しています。

ターラス事務局長は「各国は対策を進めているが十分ではない」と述べて温室効果ガスの削減強化に取り組むよう呼びかけました。