スポーツクライミング女子 伊藤1位 森5位も五輪出場権は未定

スポーツクライミング女子 伊藤1位 森5位も五輪出場権は未定
スポーツクライミングのオリンピック予選がフランスで行われ、女子で伊藤ふたば選手が1位、森秋彩選手が5位に入りました。大会では上位6人に東京オリンピックの出場権が与えられますが、国際競技団体が日本はオリンピックの最大出場枠をすでに満たしていると判断しているため、現状では伊藤選手と森選手に出場権は与えられていません。
女子決勝、競技は東京オリンピックと同じくスピード、ボルダリング、リードの3種目の複合で行われ、17歳の伊藤選手は、
▽スピード4位、
▽ボルダリング1位、
▽リード7位となり、合計ポイント28で1位となりました。

16歳の森選手は
▽スピード8位、
▽ボルダリング2位、
▽リード4位で合計ポイント64で5位に入りました。

大会では上位6人に東京オリンピックの出場権が与えられますが、国際スポーツクライミング連盟が、日本の女子はことし8月に行われた世界選手権で上位だった野口啓代選手と野中生萌選手によってオリンピックの最大出場枠「2」をすでに満たしていると判断しているため、現状では伊藤選手と森選手に出場権は与えられていません。

日本山岳・スポーツクライミング協会は国際連盟の解釈の取り消しを求め、CAS=スポーツ仲裁裁判所に提訴しています。

伊藤「目標果たせた」 森「希望持つ」

伊藤選手は得意のボルダリングの1位が勝因となり、大会前から目標に掲げていた表彰台の頂点に立ちました。

東京オリンピックの出場権を得られるかどうかは不透明ですが、伊藤選手は「ここで優勝することが私にとってすごく大事だと思っていたので目標をしっかり果たせてよかった」と一安心していました。

5位になった森選手は「まだオリンピックへの道は閉ざされてないので、自分の実力と練習の成果を出し切れるように希望を持ってこれから頑張りたい」と前向きに話しました。

スポーツクライミングの東京オリンピックの出場権をめぐっては、日本協会はことし8月の世界選手権や今回のオリンピック予選など、対象の大会で出場権を獲得した複数の選手の中から男女それぞれ最大2人を選べると解釈して代表選考基準を設けています。

しかし国際連盟が日本と同様だった解釈をことし10月に変更し、日本のオリンピック代表は世界選手権で出場権を得た男女2名ずつで確定したと判断しているため、日本代表の選考レースが途中で成立しなくなるとして、日本協会が国際連盟の解釈の取り消しを求めてCASに提訴しています。