スポーツクライミング五輪予選 藤井1位 楢崎明3位

スポーツクライミング五輪予選 藤井1位 楢崎明3位
スポーツクライミングのオリンピック予選がフランスで行われ、男子で藤井快選手が1位、楢崎明智選手が3位に入りました。大会では上位6人に東京オリンピックの出場権が与えられますが、国際競技団体が日本はオリンピックの最大出場枠をすでに満たしていると判断しているため、現状では藤井選手と楢崎選手に出場権は与えられていません。
スポーツクライミングのオリンピック予選は30日、フランスで男子決勝が行われました。

競技は東京オリンピックと同じくスピード、ボルダリング、それにリードの3種目の複合で行われ、27歳の藤井選手はスピード5位、ボルダリング2位、リード2位となり、合計ポイント20で1位となりました。

また、20歳の楢崎選手はスピード4位、ボルダリング1位、リード7位で合計ポイント28で3位に入りました。

大会では、上位6人に東京オリンピックの出場権が与えられますが、国際スポーツクライミング連盟が、日本はことし8月に行われた世界選手権で上位だった楢崎智亜選手と原田海選手の2人でオリンピックの最大出場枠「2」をすでに満たしていると判断しているため、現状では藤井選手と楢崎選手に出場権は与えられていません。

日本協会が解釈の取り消し求め提訴

藤井快選手は1位となった11月30日が27歳の誕生日でした。藤井選手は「ことばにならないというのはこういうことなのかなと思った。オリンピックに関しては僕はノーコメントだ。まだ分からない」と笑顔とは逆に複雑な気持ちを述べました。

3位の楢崎明智選手も「一安心という気持ちもあるが素直に喜べない。まだどうなるかわからないので何とも言えないが、日本のオリンピック代表選考のルールとしては基準をクリアしたので一安心ではある」と難しい心境を話しました。

スポーツクライミングの東京オリンピックの出場権をめぐっては、日本協会はことし8月の世界選手権や今回のオリンピック予選など対象の大会で出場権を獲得した複数の選手の中から男女それぞれ最大2人を選べると解釈して代表選考基準を設けています。

しかし、国際連盟が日本と同様だった解釈をことし10月に変更し、日本のオリンピック代表は世界選手権で出場権を得た男女2名ずつで確定したと判断しているため、日本代表の選考レースが途中で成立しなくなるとして、日本協会が国際連盟の解釈の取り消しを求めてCASに提訴しています。