「ながら運転」1日から罰則強化 被害者「撲滅へ動いて」

「ながら運転」1日から罰則強化 被害者「撲滅へ動いて」
k10012197481_201912010509_201912010511.mp4
スマートフォンを操作するなどしながら車を運転する、いわゆる「ながら運転」の罰則が1日から強化されました。3年前、スマートフォン向けゲームアプリの「ながら運転」による死傷事故で大けがをした徳島市の女性がインタビューに初めて応じ、「罰則の強化をきっかけに『ながら運転』の撲滅に向けて動いていってほしい」と述べました。
「ながら運転」をめぐっては3年前、徳島市でスマートフォン向けのゲームアプリ「ポケモンGO」をしながら運転していた男の軽乗用車に女性2人がはねられました。

1人が死亡、1人が大けがをしてこのアプリを使った「ながら運転」で初めての死亡事故となりました。

その後も「ながら運転」はあとをたたず、1日から反則金や交通違反の点数を引き上げるほか、事故を起こした場合に直ちに免許停止処分となるなど罰則が強化されました。

3年前の事故で友人を失い、みずからも腰の骨を折るなどの大けがをした徳島市の60代の女性がNHKのインタビューに初めて応じました。

女性は「前を見ないというのは本当に恐ろしい行為だ。交通事故は人の人生を一瞬で奪うし、残された者は耐え難い苦痛しか残らない」と述べました。

また「一人一人が意識を高めていかないと、事故はなくならない」と訴えたうえで、「罰則の強化をきっかけに『ながら運転』の撲滅に向けて動いていってほしい」と話しました。

「ながら運転」厳罰化 反則金3倍に

運転中に携帯電話で通話したりスマートフォンの画面を見たりする行為の反則金が12月1日から引き上げられ、普通車の場合これまでの6000円から3倍の1万8000円になります。

また交通違反の点数についても、
▽「ながら運転」の場合、これまでの1点から3点に、
▽「ながら運転」によって事故を起こすなどした場合、これまでの2点から6点に引き上げられます。

さらに「ながら運転」で事故を起こすなどした場合は、1年以下の懲役または30万円以下の罰金が科される可能性もあります。

運転中にスマートフォンでゲームをしたりメールを見たりして死亡事故を起こすケースが相次いだことから、ことし5月、道路交通法が改正されました。