現職大統領に禁錮20年の判決 弁護士など15人殺害で スリナム

大西洋に面した南米のスリナムで、現職の大統領が37年前にみずからに批判的なジャーナリストなど15人を殺害したとして、禁錮20年の判決を言い渡されました。
南米スリナムの軍事法廷は、現職のボーターセ大統領が1980年に陸軍曹長としてクーデターに成功したあと、政治的な実権を握っていた1982年に部下に命令してみずからに批判的な弁護士やジャーナリストなど16人を拉致してこのうち15人を殺害したと認定し、29日、禁錮20年の判決を言い渡しました。

大統領は一貫して関与を否定していました。

ボーターセ大統領は1990年にもクーデターを起こし、2010年に大統領に就任しました。

ボーターセ大統領は中国を公式訪問中で、遺族側は判決を受けて大統領のすみやかな辞任を求めています。

アメリカやオランダなど欧米の6か国は29日に共同の声明を発表し「罪のない15人の市民を殺害したことに対する最終的な判決が法の支配のもとで下されたことの意味は重い。判決は国の調和を促すことになるだろう」と判決を歓迎しました。