スポーツクライミングの五輪出場権 予選終わるまでに裁定出ず

スポーツクライミングの五輪出場権 予選終わるまでに裁定出ず
スポーツクライミングの東京オリンピックの出場権をめぐって、日本の競技団体が国際競技団体をCAS=スポーツ仲裁裁判所に提訴している問題で、オリンピック予選が終わる来月1日までにCASの裁定が出ない見通しであることがわかりました。オリンピック予選には日本選手6人が出場していますが、現状のままでは上位に入っても出場権が与えられないことになります。
スポーツクライミングの東京オリンピックの出場権をめぐって、日本山岳・スポーツクライミング協会は、ことし8月に終了した世界選手権や今月28日から来月1日まで開かれているオリンピック予選など対象の大会で出場権を獲得した複数の選手の中から、男女それぞれ最大2人を選べると解釈して代表選考基準を設けています。

しかし、国際スポーツクライミング連盟が日本と同様だった解釈をことし10月に変更し、日本のオリンピック代表は世界選手権で出場権を得た男女2名ずつで確定したと解釈しているため、日本代表の選考レースが途中で成立しなくなるとして、日本協会は国際連盟の解釈の取り消しを求めてCASに提訴しました。

日本協会はCASに、オリンピック予選が終わる来月1日までに裁定を出すよう求めていましたが、日本協会は29日「迅速な手続きを国際連盟が同意しなかった」などとして、1日までに裁定が出ない見通しであることを明らかにしました。

オリンピック予選は、男女それぞれ6位以内に入ればオリンピックの出場権を獲得でき、日本からは男女合わせて6人が出場しています。

CASの裁定が出されない現状のままでは、日本の選手が上位に入っても出場権が与えられないことになります。

日本協会は「われわれの主張が認められるよう引き続き最大限の努力をする」としています。

一方、国際連盟は、関係者によりますと、年内にCASの手続きに応じる考えを示しているということで、CASの裁定は早ければ年内に出る可能性があります。