福島第一原発1号機 再び全体覆う大型カバーの設置を検討へ

福島第一原発1号機 再び全体覆う大型カバーの設置を検討へ
福島第一原子力発電所1号機の上部に残るがれきの撤去を進めている東京電力は、放射性物質を含む粉じんが飛び散るリスクを下げるため、建屋全体を覆う大型カバーの設置を検討することになりました。
福島第一原発1号機では、使用済み燃料プールの燃料を2023年度に取り出す計画で、その妨げになる建屋の上部に残されたがれきの撤去を進めています。

これについて東京電力は、撤去を終えたあとに、上部とその周辺を覆うカバーを取り付ける予定でしたが、今回、がれきの撤去を終える前に、建物全体を覆う大型カバーを設置する案を検討することになりました。

理由としてはがれきの撤去で放射性物質を含む粉じんが飛び散るリスクを下げること、カバーで雨水の流れ込みをなくし、汚染水の発生を抑えることなどとしています。

福島第一原発1号機は、事故の爆発で建屋の上部が崩れたため、放射性物質の飛散を防ごうと、いったん建屋全体をカバーで覆っていましたが、作業のために3年前に取り外されています。

一方、東京電力は、福島第一原発の高さがおよそ120メートルある排気筒の解体作業中に、切断機の刃が抜けなくなるトラブルがあったと28日発表しました。

倒壊のリスクを減らすため来年3月までに半分の高さにする計画ですが、トラブルでたびたび作業が中断しています。