バドミントン全日本総合選手権 山口が高校生に逆転勝ち

バドミントン全日本総合選手権 山口が高校生に逆転勝ち
バドミントンの全日本総合選手権は各種目の2回戦が行われ、女子シングルスでは、世界ランキング4位の山口茜選手がことしの世界ジュニア選手権を制した高校生に逆転勝ちし、準々決勝へ進みました。
バドミントンの日本一を争う全日本総合選手権は28日、東京の駒沢体育館で各種目の2回戦が行われました。

このうち女子シングルスでは、かつて世界ジュニアを連覇し現在世界4位の山口選手とことし日本選手で山口選手以来となる世界ジュニア優勝を果たした高校2年生の17歳、郡司莉子選手との初対戦に注目が集まりました。

第1ゲームは山口選手が「相手のスピードに合わせてしまった」と、郡司選手の得意とするスマッシュに苦しみ勝負どころでミスも出て20対22で落としました。

山口選手は、第2ゲームに入っても郡司選手にリードを許す展開で最大4ポイントの差をつけられましたが、緩急を使ったショットで相手を揺さぶって立て直し、このゲームを21対18で取り返しました。

そして、最終第3ゲームは、ネット際の打ち合いで相手の裏をつくショットを決めるなど山口選手が序盤からペースをつかみ、21対15で取ってゲームカウント2対1で世界ジュニアの新旧チャンピオン対決を制し準々決勝進出を決めました。

山口「焦らずに配球考えた」

山口茜選手は、女子シングルス2回戦で高校2年生の郡司莉子選手に第1ゲームを奪われる苦しい展開から、2ゲームを連取して逆転勝ちしました。

山口選手は苦戦した第1ゲームについて「郡司選手はストレートやクロスの使い分けがうまく、球にも力強さやスピードがあった。相手のスピードに合わせてしまって、相手のリズムでプレーが展開してしまった」と振り返りました。

そして、第2ゲーム以降については「焦らずに、自分が崩されたり決められたりしたショットを打たせないように配球を考えた」と話しました。

そのうえで「きのうより歓声も応援もたくさん聞こえたので、明日以降もよりいいプレーをしていけるように頑張りたい」と意気込みを話しました。

郡司「できることはやりきった 悔いはない」

ことしの世界ジュニア選手権の女子シングルスで初優勝した高校2年生の郡司莉子選手は、2回戦で世界ランキング4位の山口茜選手と対戦し第1ゲームを奪う大健闘を見せましたが、最後は1対2で逆転負けしました。

郡司選手は「第1ゲームは自分らしくラリーをしながら攻めていけたのでよかったが、第2ゲームは山口選手にショットをとられて自分が次にどうしたらいいのかが考えきれなかった」と悔しそうに試合を振り返りました。

そのうえで「自分ができることはやりきったので悔いはない。高校2年生で世界のトップ選手と試合ができたのはすごく大きいし、1ゲームをとったのはどういう形であれうれしかった。これに満足しないで次はもっとよい試合ができるようにしたい」とさらなる活躍を誓いました。

ミックスダブルス 渡辺 「ゲームを落としたくない一心」

2回戦が初戦となったミックスダブルス世界ランキング3位の渡辺勇大選手と東野有紗選手のペアは、序盤で最大8ポイント差をつけられながら、13連続ポイントで取り返して第1ゲームを奪うとそのままストレート勝ちし、準々決勝に進みました。

渡辺選手は、なかなか波に乗れなかった第1ゲームについて「序盤はシャトルをつなぐ感覚がうまくつかめず固くなってしまったが、ゲームを落としたくない一心で、とりあえずコートにシャトルを入れることをイメージした」と振り返っていました。

ペアを組む東野選手は「渡辺選手が『ゆっくりでいいよ』と言ってくれたので点差をつけられても焦りはなかった」としたうえで、3連覇を目指す今大会について「これから優勝を何回も重ねていけるように頑張っていきたい」と意気込んでいました。