トラクター5000台 ベルリン中心部を占拠 環境保護政策に抗議

トラクター5000台 ベルリン中心部を占拠 環境保護政策に抗議
ドイツでは、農薬や肥料の使用を制限する政府の環境保護政策に抗議するため、農家が5000台のトラクターに乗って首都ベルリンの中心部を占拠しました。
ドイツでは、ことし9月、政府が環境保護の一環として、農薬や除草剤、肥料などの使用をこれまでより制限することを決め、農家からは過度な政策によって農業が立ち行かなくなると反発の声が上がっています。

26日の抗議活動には、ドイツ全土から1万人の農家が参加し、5000台のトラクターがベルリンの象徴、ブランデンブルク門に向かい、道路を占拠しました。

参加者は「農家が食べ物を作っていることを忘れるな」などと書いたプラカードを掲げて抗議し、地元メディアによると、トラクターの列は、20キロもの長さに達し、街のあちこちで渋滞が発生して、バスや路面電車の運行にも支障が出ました。

ドイツ西部ノルトライン・ウェストファーレン州から参加した男性は「私たちが農業を続けていくためにはもっといい政策が必要だ。私たちだって働いて生きていかねばならない」と話していました。

抗議活動について、ドイツのシュルツェ環境相は、農家と話し合うことには前向きだとしながらも、環境保護のためには農家も役割を担うべきだとして対じする姿勢を示しています。