フェイクニュースの拡散禁じる法律を初適用 シンガポール

フェイクニュースの拡散禁じる法律を初適用 シンガポール
シンガポール政府は、インターネットでうその情報、フェイクニュースの拡散を禁じる法律を現地の野党のメンバーのフェイスブックへの投稿に対して初めて適用したと発表しました。これに対し野党のメンバーは「うそはついていないし、間違った内容ではない」と反論しています。
シンガポール政府は25日、先月施行されたばかりのインターネットでうその情報、フェイクニュースの拡散を禁じる法律を野党のメンバーのフェイスブックへの投稿に初めて適用したと発表しました。

この野党のメンバーは今月中旬、フェイスブックに政府が関連する投資会社が政府の意向を踏まえて行ったインドの都市開発に対する40億シンガポールドル、日本円にして3000億円余りの投資は誤りだったなどと批判する内容を投稿しました。

これに対し、シンガポール政府は「政府の意向は存在しない。投資額は数百万シンガポールドルだけだ」などと指摘し、うその情報、フェイクニュースだと判断したということです。

野党のメンバーは「私はうそをついていないし、間違った内容ではない。政府には、さらなる透明性の向上と説明責任が求められている」と反論しています。

この法律をめぐっては、政府が多民族国家の社会秩序を維持するために必要だとする一方、国内の市民団体からはフェイクニュースかどうかを政府が判断するのは政治的な反対意見の取締りなどに悪用されかねないといった懸念も出ていました。