事故4日後に放棄 福島第一原発オフサイトセンター 解体始まる

事故4日後に放棄 福島第一原発オフサイトセンター 解体始まる
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東京電力福島第一原子力発電所の事故の際、国の現地対策本部が置かれながらわずか4日後に放棄されほとんど役割を果たせなかった、福島県大熊町にある当時のオフサイトセンターで、建物の解体作業が始まりました。
大熊町にある当時のオフサイトセンターは、福島第一原発からおよそ5キロ離れた場所にあります。

町が3年後に避難指示が解除されることを見込んで宅地の整備などを検討していることに伴い、建物が解体されることになりました。

25日は、重機の先端が2階建ての鉄筋コンクリート造りの建物に打ち込まれると厚さ20センチの壁が崩れ落ちていました。

大熊町のオフサイトセンターは、原発事故が起きた平成23年3月には国の現地対策本部が置かれ、情報収集や住民の避難などの対応にあたる最前線の拠点になりました。

しかし、放射性物質の侵入を防ぐ対策が不十分で、室内の放射線量が上昇したことなどからわずか4日後に放棄され、ほとんど役割を果たせませんでした。

建物の解体は来年3月までに終了し、事故対応の状況を記録したホワイトボードなどは、新たに整備される震災と原発事故の伝承施設に展示される予定ですが、事故の教訓をいかに継承していくかが課題になります。