ロシア陸上 ドーピング検査の違反行為隠蔽で資格停止処分

ロシア陸上 ドーピング検査の違反行為隠蔽で資格停止処分
組織的なドーピング問題で資格停止が続くロシア陸上競技連盟で、今度は、会長などの幹部や選手が共謀して虚偽の書類を作成し、ドーピング検査の違反行為を隠蔽したとして、国際陸連から暫定的な資格停止処分が科されました。
これは国際陸上競技連盟の独立監視部門が21日、発表しました。

それによりますとロシア陸連は、おととしの世界選手権の男子走り高跳びで銀メダルを獲得したダニエル・ルイセンコ選手が去年、抜き打ちのドーピング検査をめぐって、滞在場所の情報を伝えず処分の対象となった際に、虚偽の書類を作成するなどして違反の隠蔽を図ったとしています。

そのうえで国際陸連は、ロシア陸連のシリャフチン会長や、ルイセンコ選手など合わせて7人に暫定的な資格停止処分を科したと発表しました。

組織的なドーピング問題で、2015年からロシア陸連の資格停止が続く中、ロシアの陸上選手は、前回のリオデジャネイロオリンピックや、その後の世界選手権に国の代表として参加が認められず、ルイセンコ選手は銀メダルを獲得した、おととしの世界選手権には潔白を証明するなど条件を満たして個人資格で出場していました。

ロシア陸連には来月12日まで弁解の猶予が与えられますが、東京オリンピックに国として選手を派遣することを目指して、国際陸連の作業チームとともに資格停止解除に向けた取り組みを進める中、新たな問題が持ち上がったことになりました。