農林中金 CLOへの投資残高7兆円台に 新規投資は抑制へ

農林中金 CLOへの投資残高7兆円台に 新規投資は抑制へ
アメリカ企業などのローンを集めてつくった金融商品でリスクも指摘されているCLOを大量に保有している農林中央金庫は現在の投資残高が7兆円台にのぼることを明らかにし、今後は投資をおさえていく方針を示しました。
CLOは信用力が低いアメリカ企業向けのローンなどを集めてつくった金融商品で、リスクがある分、利回りが高く、農林中央金庫をはじめとした日本の金融機関が有利な運用先を求めて投資を増やしてきました。

農林中金は21日発表した中間決算に合わせてことし9月末の時点のCLOの投資残高がおよそ7兆9000億円にのぼることを明らかにしました。

投資残高は世界有数の規模ですが、農林中金は最近のCLOは利回りが以前ほど高くないなどとして、今後は新規の投資はおさえていく方針を示しました。
奥和登理事長は「リスクとリターンをみて中立的に判断していたが、今後は新規の投資は抑制の方向かと思う。残高の積み上がりはいまがほぼピークと考えている」と述べました。

CLOは11年前のリーマンショックの引き金となった住宅ローンを集めて作った金融商品と仕組みが似ていて、日銀は先月、景気が急激に悪化すれば価格が下落するおそれがあり、注意が必要だと報告書で指摘しています。