東京五輪 マラソン・競歩 大通公園が発着点 実務者会議で了承

東京五輪 マラソン・競歩 大通公園が発着点 実務者会議で了承
東京オリンピックのマラソンと競歩の札幌開催に向け、大会組織委員会と地元の実務者による2回目の会議が行われ、マラソンと競歩のコースは大通公園を発着点にすることを了承しました。コースや日程については、引き続き協議を進めるとしています。
東京オリンピックのマラソンと競歩の札幌開催に向けた2回目の実務者会議は18日、大会組織委員会、札幌市、道と警察の担当者が出席して札幌市で行われました。

この中で、組織委員会はマラソンと競歩の発着点を札幌市中心部の大通公園とすることを了承しました。

マラソンと競歩を同じ発着点とすることで設備や態勢を共有できるうえ、平たんで広い公園では会場の設営がしやすいこと、大通公園を発着点とする北海道マラソンのコースを活用しやすいというメリットがあるということです。

またコースについては、マラソンは札幌市中心部のおよそ20キロを2周する案が、競歩は札幌駅から大通公園へ続く札幌駅前通を周回する案がそれぞれ示され、引き続き協議を進めることになりました。

さらに日程については、従来通りとする組織委員会の案に対し、国際競技団体が短期間に集中させることを提案していて、引き続き調整することになりました。

次回の実務者会議は月内にも開かれ、来月4日のIOC=国際オリンピック委員会の理事会までにコースや日程を固めたいとしています。

日本陸連 瀬古氏「走る時間 早く決めて」

日本陸上競技連盟の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーは18日午後、東京都内で報道陣の取材に対して、実務者による会議で案が示されたオリンピックの周回コースについて「今の国際大会では標準的な形になっていて、応援がしやすく警備もしやすい。悪くないと思う」と評価しました。

またコースやスタート時間、日程などについて日本陸連の事務局から相談を受け、みずからの考えを伝えていることを明かしたうえで「何時にスタートするのかを早く決めてもらえれば、われわれとしても研究ができる。コースは札幌であれば極端な上りはなく平たんで予想がつく。走る時間を早く決めてもらいたい」と話しました。

そして具体的なスタート時間については「日本人が得意である暑い中でやってもらいたいという要望は多少はあるが、“選手ファースト”は大事」と複雑な心境を笑いを交えて話しました。

そのうえで、男子マラソンはこれまでの大会と同様に大会最終日に行われるのが望ましいという考えを重ねて示しました。

大会組織委「コース早く決めたい」

会議のあと大会組織委員会大会運営局の森泰夫次長は記者団に対し、「コースが決まらないとさまざな調整を始めることができないので、できるだけ早く決めたい。札幌の皆さんに喜んでもらえるコースを目指していきたい」と述べました。

札幌市「市民生活に影響出ないよう協議」

札幌市スポーツ局の中田雅幸局長は記者団に対し「われわれとしてはおかしなコースではないと認識していて、細かな交通規制の問題などがあるので調整していく。できるかぎり市民生活やイベントに影響が出ないよう引き続き協議を進めたい」と述べました。